
私の前職は大手小売店で、販売スタッフを担当していました。業務内容は商品説明に始まり、棚卸をしたり、
また、人が足りない時にはレジ打ちに回ったりということをしていました。その時から、ひそかに簿記を勉強していました。
だって、棚卸にしたって、簿記をわかっていなければ、やってる意味も分からない。
自分のしていることの意味が分からないって悲惨じゃないですか、そんな性格なんで。。。
ただ、その時は、日々続くルーティン業務をこなしてく中で、自分の知識欲求を満たすためだけで、
簿記の資格を生かして税理士になろうなんて思ってもいませんでした。
ところが、そんな考え方を変えた出来事が起こりました。
それは、ある税理士の先生との出会いです。
その先生は、第一印象、仕事がすごくできそうな感じでした。
いわゆるやり手感が満載でした。
関わってみると予想的中で、お願いしたことに対して、複数の提案をしてくれ、それぞれの提案に対してものすごくわかりやすい説明。
「腹に落ちるってこういう感覚!」と改めて実感しました。
それと、不思議ですよね、そういう方の言動や仕事ぶりに触れると、
自然と「いつか、こんな人になりたい!」という欲求が湧き出てくるものなんですね!そう思ったら、いてもたってもいられず、今の業界に飛び込む決心をしていました。

「税務会計」は、仕訳、決算書、申告という一連の流れのことですが、この業務自体はとても大切なことで、これがなくては本当に儲かっているのかもわからないですし、納税もできません。基軸業務ですので、基本的なことは先輩がやさしく付き添って教えてくれます。僕は厳しく教えられるのが苦手なタイプなので、優しく教えてくれると本当に助かりますし、早く吸収したいという心構えにさせてくれるので、気づいたら体が自然と覚えてくれる感じです。 弊社の特徴をあげると、グループ会社にコンサルティング会社もあり、その色が濃いです。なので、基本的にお客様が喜んでいただけることは、なんでも挑戦させてくれます。早期経営改善計画、即時償却、IT(実際にプログラム組んだり) など、いろいろやってきました。 「お客様にどうすれば喜んでもらえるのか」それが弊社のテーマだと思います。誰も表立ってそうは言いませんが、皆さんの動きや、自分のやっていることはいつもそのテーマにつながってる思います。

代表に同行させていただいた際に、お客様から、「この新規事業どう?」みたいな言葉をいただきました。その時の代表の返答は以下のようでした。
「まずは新規事業に手を伸ばすよりも、5年かけて伸びしろのある既存事業の売上幅を拡大させましょう。そのころには借入金が●●億円がちょうど半分になります。
そうすると、自己資本比率が●●%は改善できると思われるため、融資金額の幅も広がります。新規事業は、比較的多額の金額が必要になると予想されるため、
今しかチャンスがないという場合を除き、温めておくというのも手かと存じます。」
深く府に落ちたお客様を拝見した僕は「決算書は報告するものではなく、使えてなんぼ」そう思いました。
個人的に、こういう場面に遭遇することは多く、逆にそれを感じているうちは、この能力をもう少し鍛えないと!
というように自分を切磋琢磨できるいい機会を与えていただいたと思っています。成長スピードの面でも、様々な機会を与えていただいて、センチュリオンには感謝しています。